「脱ステ」が引き起こすリバウンド被害

ステロイドの副作用で「リバウンド」という言葉を聞たことがある方も多いと思います。

アトピーで金儲けしてやろうと企む「アトピービジネスマン」達は、
ステロイドを塗るとリバウンドが起きる、と強調しますが、
それ、間違いです。

「脱ステ」がリバウンドを起こすのです。

どのようにリバウンドが起きるか、というと、、

① 長年、全身のアトピー性皮膚炎に、毎日少しずつステロイドをぬっている人が
② ある日突然ステロイド外用を中断してしまうと ←これが「脱ステ」
③ 全身の皮膚が真っ赤に腫れ上がり、じゅくじゅく汁が出て酷い状態になる。

そのような状態では、入院治療が必要になります。
治療はステロイド軟膏外用、ステロイドの内服、
場合によってはステロイドの点滴を行います。

私達、正しくステロイドを使ってアトピーを良くしようと考えている医療者は、
リバウンドのことを「リバウンド被害」と呼んでいます。

私も、高雄病院に勤務していた頃、リバウンド状態の患者さんの治療に携わりました。
全身ステロイド外用、包帯ぐるぐる巻き状態でしたが、1週間後にはすっかり良くなりました。

リバウンドがステロイドで起きるのだったら、リバウンドの治療でステロイドを使って良くなるはずが無いですよね。

「脱ステ」を勧めるサイト、場合によっては医者の事もありますが、そういう人たちは、実際にリバウンドになって酷い目に遭った患者さんの治療に関わることは一切無いので、こんな無責任なことを主張し続けるのだろう、と思います。

あるニュース番組をきっかけに「脱ステ」が激増したことがありました。
それは、、

(続く)

プロフィール

ドクター松本

Author:ドクター松本
2009年9月、京都市左京区聖護院(平安神宮北側)に、内科・アレルギー科のクリニックを開院しました。高雄病院で10年間研鑽したアトピー治療のスキルを生かして、アレルギーの診療に日々奮闘中です。

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