プロトピック軟膏とタクロリムス軟膏の違い
プロトピック軟膏。
まつもとクリニックでも
アトピー治療の両輪としてステロイド外用剤とあわせて使っている薬ですが、
ジェネリックとしてタクロリムス軟膏も発売されています。
皮膚科の雑誌に
「タクロリムス軟膏だと刺激感を強く感じる患者さんがいる」
という投稿が載っていました。
私も、
他院でタクロリムスを処方され
ひりひりしてうまく使えなかった患者さんを診察したことがあります。
その患者さんには、1週間ステロイド軟膏を外用し
改善後にプロトピックに変更することで
うまく切り替えることができました。
プロトピックでは、
軟膏の成分に炭酸プロピレンが使われていて
薬効成分を溶かすのに役立っているが、
他のタクロリムス軟膏には
炭酸プロピレンが使われていない。
この違いで
薬の成分である「タクロリムス」は同じでも
刺激感という副作用が出やすくなる現象が
起こっているのではないかと考えられています。
タクロリムス軟膏を処方するのなら
十分炎症がコントロールできているのを
確認してからにするべきです。
「ジェネリックはどれも先発品と同じ効能効果」
と言い切る医師、薬剤師がいるなら、
その人は勉強不足と言われても仕方がありません。
まつもとクリニックでも
アトピー治療の両輪としてステロイド外用剤とあわせて使っている薬ですが、
ジェネリックとしてタクロリムス軟膏も発売されています。
皮膚科の雑誌に
「タクロリムス軟膏だと刺激感を強く感じる患者さんがいる」
という投稿が載っていました。
私も、
他院でタクロリムスを処方され
ひりひりしてうまく使えなかった患者さんを診察したことがあります。
その患者さんには、1週間ステロイド軟膏を外用し
改善後にプロトピックに変更することで
うまく切り替えることができました。
プロトピックでは、
軟膏の成分に炭酸プロピレンが使われていて
薬効成分を溶かすのに役立っているが、
他のタクロリムス軟膏には
炭酸プロピレンが使われていない。
この違いで
薬の成分である「タクロリムス」は同じでも
刺激感という副作用が出やすくなる現象が
起こっているのではないかと考えられています。
タクロリムス軟膏を処方するのなら
十分炎症がコントロールできているのを
確認してからにするべきです。
「ジェネリックはどれも先発品と同じ効能効果」
と言い切る医師、薬剤師がいるなら、
その人は勉強不足と言われても仕方がありません。
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